岩手県紫波町の窯 陶房金沢の、土の静かな力強さが魅力の注器です。
窯元の金沢英徳さんは、益子焼窯元「大誠窯」にて5年間修業した後、独立し、平成8年に岩手県紫波町に工房を構えました。 シンプルで飽きのこないデザインと土の表情にこだわった陶器、粉引の器や焼締の花器などを制作しています。料理を引き立てる白い器や土の表情を生かした酒器など、日々の暮らしの中での使いやすさと、土の風合いの美しさが両立した、温かみのある器です。
炭化の器は、炭で燻して焼き上げる焼成方法で、土が炭化し黒い仕上がりとなります。炭や炎との位置関係により発色に差異が生じ、この世に一つとない様々な表情を見せてくれます。表面の土に釉薬をかけず仕上げるため、土そのものの素朴な質感、力強さが魅力の器です。
こちらの注器は、日本酒を注ぐ酒器とするほか、麺類のつゆや鍋物などのおだしを入れる際にも重宝します。表面に施された波紋によって持ちやすく、また、水入れをよくするために注ぎ口の先端に漆を塗り金または銀を施しています。雰囲気を変え、気分を変えてくれる、食卓の名脇役として活躍してくれます。
また、手付き注器は、花器・花入れとしてのご活用もおすすめです。
土の素朴な風合い、静かな力強さを、ぜひあなたの食卓にも。