岩手県の最北端に位置する洋野町。その洋野町の大野で作られている木の器です。
(洋野町はNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台岩手県久慈市の隣の町で、洋野町種市の高校が南部潜りの海洋開発科(劇中では潜水土木科)があります!)
木目を生かす独特の木取り方法と、当時日本初で導入した木材強化方法、職人の高い技術で、美しさと高い耐久性・やわらかい手触りと使い勝手の良さを実現しています。
岩手の自然の温かさ・優しさを食卓に伝える木の器で、あなたの食卓を華やかにしてみてはいかがですか?
岩手県洋野町大野の木工食器メーカー。
ヤマセの影響を受ける寒冷な地の故、産業がなく出稼ぎに行くしかなかった旧大野村で、1980年代に工業デザイナーの秋岡芳夫氏(当時東北工業大学教授)が地域資源を生かしたモノづくりを提唱。勉強会発足を経て、村人が木工ロクロを習得し産業として発展した。
独特の木取り方式と当時日本初で導入した木材強化方法により、美しさと強い耐久性を併せ持つ機能美が特徴的。全国に広く大人のファンがいるだけでなく、全国150カ所以上の保育施設で用いられる実績を誇り、小さい子供から年配に至るまで、幅広い年齢層に受け入れられてきている。
大野木工では「半割方式」と呼ばれる独特の木取り方法を採用することで、非常に美しい木目を実現しています。
また、一つ一つ職人が高い技術で削り出し、磨くことで、木工食器にありがちなざらざらした感触はなく、気持ちいい触り心地に仕上げています。
現在は広く使用されているプリポリマー含浸法(木固めの樹脂を使用し木材を強化する手法)を日本で初めて取り入れ、ウレタン塗装を行うことで、汚れ、損傷、水、油、熱(食洗機や80℃で30分の熱殺菌にも耐えます!)に強い食器を実現。その耐久性は全国150カ所を超える保育園で導入された実績が物語ります。
また、熱伝導率が低いため、料理の温度を保つ効果があるだけでなく、熱い料理を盛っても持ちやすい等、使いやすさも兼ね備えています。
大野木工の器の裏には、各作り手の刻印が刻まれています。それは使い手を想う想いと、責任を表しています。
そして、大野木工では、塗装や多少の破損について、全ての種類の器で修理を受け付けています。
長く、いつまでも使ってほしい、そういう作り手の想いが詰まった器なのです。